27年ぶりの春
準優勝
今週の土曜日から高校野球の春季大会が
始まります。3年生にとっては最後の春、
そして、夏へと繋がって行きます。高校
球児のみなさん、ベストを尽くし悔いの
残らないようやりきって下さい。
群馬高校野球OBとして応援してます!
三十数年前、自分も春季大会に出場した
ことを思い出しました。『27年ぶりの春』
などと新聞にも取り上げて頂き、周りの
反響が大きかったことを思い出します。
今でも忘れられない準々決勝の藤岡高校戦
毎回、チャンスは作るものの得点できずに
6回終わって0対0。ベンチの中が少しざわ
つき始めた7回表の攻撃、先頭打者が四球
で出塁し無死一塁で打順が回って来て打席
に立った。送りバントかヒットエンドラン
か、自分の中ではしっかりイメージをして
監督のサインを待った。ところが、打ての
サイン、一瞬目を疑ったが、やはり打ての
サイン。もう迷うことなく初球を狙った。
四球のあとの初球、投手はどうしてもスト
ライクが欲しくなる場面、当然投げる球も
置きに来るのでヒットになる確率は高い。
真ん中高めのストレートを強振し、打った
打球は高崎城南球場の左中間スタンドへ吸
い込まれて行った。何よりも嬉しかったの
が、その夜下宿寮から自宅へ帰る車の中で
父親からお前がホームランを打った後、父
兄の皆さんから握手を求められたり、本当
に喜んで貰えたぞと言われ、少しは親孝行
が出来たかなと。今では本当にいい思い出
となっている。
その年の春季大会は決勝まで進み、決勝戦
の相手は前橋工業。関東大会の出場権を獲
得したという達成感からか決勝では完敗し
準優勝。また、この大会のベスト4は4校中
3校が公立高校で私立は1校のみ。約30年の
月日が経ち、群馬県の高校野球の勢力図も
変わって来ました。これから30年経った時
ベスト4のチームは?楽しみです。
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